岩手のニュース
「全国に三陸産を」水産加工場で入社式 大船渡
 | 入社式であいさつする鈴木さん |
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宮城県気仙沼市の水産会社「阿部長商店」が岩手県大船渡市で経営する水産加工場「大船渡食品」の入社式が6日行われ、男女5人が入社した。 新入社員を代表して大船渡市の鈴木早希子さん(22)が「一日でも早く会社が復興できるよう頑張り、全国に三陸の海産物を届けたい」とあいさつした。 大船渡食品は震災で工場の大半の設備が壊れた。入社式は7月に延ばす予定だったが、工場の片付けを手伝った新入社員の熱意が買われ、式を5月に早めた。 阿部長商店の阿部泰浩社長は「作業を手伝ってもらい、ありがたかった。もう社の一員と言っていい」と話した。工場は7月中の一部操業再開を目指す。 阿部長商店は岩手、宮城両県の9工場のうち8工場が被災した。グループ全体の従業員約800人は解雇しない。大船渡食品など関連工場、会社では計約30人を新規採用する。
2011年05月07日土曜日
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