天皇、皇后両陛下:福島産の野菜を購入 風評被害に心痛め

2011年5月12日 18時32分 更新:5月12日 18時40分

避難所へお見舞いに訪れた天皇、皇后両陛下=福島市のあづま総合体育館で2011年5月11日、石井諭撮影
避難所へお見舞いに訪れた天皇、皇后両陛下=福島市のあづま総合体育館で2011年5月11日、石井諭撮影

 宮内庁は12日、天皇、皇后両陛下が11日に福島県を訪問した際、地元で取れた野菜と果物を購入したことを明らかにした。同県産の野菜や果物については東京電力福島第1原発事故による風評被害が出ており、両陛下は心を痛めているという。

 同庁によると、両陛下は福島空港を自衛隊機で出発する際、箱詰めされたアスパラガス、シイタケ、ブロッコリー、イチゴなどを計3箱購入した。県が用意したもので、それぞれ両陛下、皇太子ご一家、秋篠宮ご一家用という。両陛下は11日に福島市で、地元産のダイコン、カボチャ、ワラビなどの食材で作った昼食をとった。同市の瀬戸孝則市長は、両陛下が「風評被害が心配ですね」などと気に掛けていたことを明らかにしていた。【真鍋光之】

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