第一原発の『メルトダウン』と家畜の大量殺戮
東京電力は昨日福島第一原発の現状を明らかにした。それによれば燃料棒は完全に露出、その大半が焼け落ち、その落ちた燃料の熱で格納容器の底には穴が開いており、大量の放射能物質に汚染された水が漏れていたことを認めた。
これまで民主党政権は所謂このような核燃料の大半が溶融する「メルトダウン」は起きていないとしてきたし、格納容器に損傷は認められないなどと言って来た。これらは全て嘘であった訳で、実際目に出来なかった状態にあったとはいえ、その可能性を多くの専門家は指摘していたのであるから、その可能性を否定し続けることは、国民にやはり嘘をついてごまかそうとしていた事になるのではないか。
この点に対して原子力安全委員などは「炉内温度や圧力に変化はなく、新たな事実が明らかになっただけで、事実が分かった方が対策がよりやり易くなった。」などと述べていました。しかし、これによって先に発表された工程表の見直しは避けられず、更に収束が先に伸びることは明らかとなった。
また、この格納容器から漏れた汚染水が海にも流れているとしたら、9月になったら再開するとしてきた漁業に対する影響ははかり知れません。本当に福島県沿岸の漁業は出来るのか?そのことに関して政府は速やかに調査して報告を行なうべきであると思います。
さて、政府は半径20キロ圏内に取り残された牛、豚、鶏などの家畜を殺処分することを指示するとしたが、宮崎県の口蹄疫についでまたもや生物を安易に殺すという選択を下しました。農家は避難するに当たってこれらの家畜を放しています。
鶏はほぼ全部死んだが、牛は1300頭、豚は200頭生存していると福島県は先に発表しています。瀕死の状態にある家畜もいましたが、大半は草を食べ元気に生き延びていました。その生き延びている姿もテレビなどで放映されていました。
果たしてそのような牛まで捕まえて殺処分する必要があるのでしょうか?私は自然に任せれば良いと思います。もし、生き延びてくれれば貴重なデーターを与えてくれることになるのではないか。生物が放射能汚染地帯で、どのように生き延びていけるのか?
或いは死滅してしまうのか、その貴重な実験を見守った方が、将来の研究に役立つと思います。仮に奇形の子牛や豚が生まれたとしても、それは人間が受け入れなければなりません。そのような残酷な事も含めて見守るべきだと私は思います。
浜通り地帯は雪は降らないので、冬も越せると思いますし、それまでには何らかの対策も講じることが出来るかもしれません。何故今急いで殺処分にするのかが分かりません。今回一時帰宅した農家の人達の大半は、置いて来た家畜を探したり、世話をすることにありました。
その一時帰宅にあわせて、このような殺処分を発表する民主党政権とは、まさに人間としての優しさなどを持ち合わせていない、左翼イデオロギー者特有の非人間性を垣間見せるものでしかないことは明らかです。
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