だいずせんせいの持続性学入門

　昨夜、菅総理が中部電力浜岡原子力発電所の全面停止を求めたというニュースがかけめぐった。福島の原発事故発生以来、ずっと当たり前のことが通らない事態にやきもきしていた中で、久々の朗報である。 「中部電力によると、原発１基分を火力発電で代替すると、燃料コストは１日２億〜３億円上昇する。原発の稼働率が１％下がるごとに、営業利益は年２６億円押し下げられる計算だ。５月以降の稼働率がゼロとなった場合、１１年 . . . 本文を読む

私がこの間あたためてきた、人と人とのコミュニケーション、 人と自然とのコミュニケーションをつなぎなおす手法を、 みなさまにお伝えする機会を得ました。 原発震災を目の当たりにしている今、 社会と自分の暮らしを深いところから考えなおすきっかけに していただけるものと思います。 ぜひご参加ください。 また、お知り合いにお伝えいただければ幸いです。 ＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ . . . 本文を読む

    うれしい便りが届きました。 卒げんぱつとは、すばらしい言い方ですね。 望んだわけではないけれども、事実として原発の恩恵に あずかってきた私たちの世代にとって、まさに卒業すべきものですね。 私も参加したいと思います。 ─────────────────────────────────────　　　　　　　　　　母の日×卒げんぱつ　感謝祭＆パレ . . . 本文を読む

　今回の地震で思うのはやはり死と生についてである。何の前触れもなく、心の準備もなく、これほど多くの人たちが一度に死んでしまった。3月11日の朝、人々はごくありきたりの日常の時を過ごしていたはずである。それが夕方には人生が突然断たれてしまったということに、たじろいでしまう。 　室町時代には全国で飢饉が繰り返し発生した。村が全滅したというようなことが珍しくなかったらしい。生き残った人たちは、何年かし . . . 本文を読む

　京都大学原子炉実験所の今中哲二氏らのグループが福島県内の放射線量測定をした結果をまとめて報告している。http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/seminar/No110/iitatereport11-4-4.pdf 　東電、政府、米軍発表の資料とあわせて、現時点でもっとも分かりやすく信頼できる資料だと思う。これによれば、福島第一原発からの今のところ最後の大規模な放射 . . . 本文を読む

「文部科学省は、校庭など、幼稚園や学校の屋外で子供が活動する際の放射線量の基準を近く福島県に示す方針を固めた。　同省などによると、基準は、児童生徒の年間被曝(ひばく)許容量を２０ミリ・シーベルト（２万マイクロ・シーベルト）として、一般的な校庭の使用時間などを勘案して算定する方針。原子力安全委員会の助言を得た上で、大気中の線量基準などを同県に示す。基準を超えた場合、校庭を使用禁止にし、授業を屋内だけ . . . 本文を読む

　名古屋大学にこの４月から入学予定だった留学生が、福島第一原発事故の影響を恐れて入学を辞退したケースがあることを知った。たいへん、たいへん残念である。これは風評被害ではない。現在の状況では「名古屋は絶対大丈夫だからぜひ入学してください」とは残念ながら言えないのである。   　私たちは歴史にしか学べない。原発事故の過去の最悪のケースはチェルノブイリ原発事故である。福島第一原発で再臨 . . . 本文を読む

「亡くなられた方々を十分に追悼することなく、未来を語ることに私はためらいを感じます。」   哲学者の内山節（たかし）さんからのメッセージが届きました。 ４月２４日を今回の震災でなくなられた方の冥福を祈る日にしようという呼びかけです。 私も賛同します。 ぜひ、多くの皆さんにこのメッセージをご紹介いただき、また当日、いっしょに祈りをささげましょう。   . . . 本文を読む

「東京電力は２日、福島第一原子力発電所で再び水素爆発が起こるのを防ぐため、原子炉の格納容器内に窒素を充填(じゅうてん)する検討に入った。」(YOMIURI ONLINE記事）　とてつもないおそろしい話が、さらっと報道されるようになってきた。こちらも注意力を維持しないと、感覚が鈍ってきそうである。 　圧力容器の内部はもうぐちゃぐちゃだろう。それが半分水につかっておらず、高温の蒸気にさらされている。 . . . 本文を読む

　今日、大学の会議の場で思わぬ事態が発生していることを知った。この春入学予定の留学生が原発事故のせいで日本に来たくないと言っているという。名古屋なら大丈夫なのだが、確かにこれが東京の大学なら、私でも考えるだろう。外国から見ていれば東京も名古屋もすぐ近くに見えるだろうから、無理のないところかもしれない。 　今日はまた、足助千年ゼミがあった。トヨタ自動車やその関連会社にお勤めの方に聞いたところでは、 . . . 本文を読む