事件【放射能漏れ】2号機、高湿度で作業困難か 福島第12011.4.19 13:03

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【放射能漏れ】
2号機、高湿度で作業困難か 福島第1

2011.4.19 13:03
福島第1原発2号機の原子炉建屋。無人ヘリで撮影された=4月10日(東京電力提供)

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福島第1原発2号機の原子炉建屋。無人ヘリで撮影された=4月10日(東京電力提供)

 東京電力は19日、ロボットを遠隔操作して2号機の原子炉建屋内を調査した結果を発表した。建屋の二重扉周辺の放射線量は毎時4・1ミリシーベルト。湿度が94~99%と高く、ロボットのカメラが曇ったため、扉周辺よりも奥の調査は断念した。

 東電は「湿度が高いと視界が狭くなるため、全面マスクを着用しての作業が困難」とし、2号機の建屋内に人が入って作業を行うためには、換気などの対策が必要との認識を示した。

 調査は18日に米アイロボット社製の「パックボット」2台を使って約50分間にわたって実施した。建屋内の温度は34~41度、酸素濃度は19~20%だった。

 2号機の圧力抑制室は損傷し、高濃度の放射性物質で汚染された水の漏出源とみられている。圧力抑制室にたまった水の温度は約80度で、ここから出た水蒸気が建屋内に充満している可能性がある。

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福島第1原発2号機の原子炉建屋。無人ヘリで撮影された=4月10日(東京電力提供)

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