枚方の郷土の貴重な文化遺産である特別史跡「百済寺跡」は百済寺の創建後1200年以上たつと考えられ、文化庁、枚方市で抜本的な再整備に向けた基礎資料収集の一環で、2005(平成17年)から再発掘調査を実施しており、2005〜2006年度の調査結果、韓国の仏国寺級(最上級)に匹敵すると考えられ、今回(2007年度)の調査結果、奈良時代として初の大型多尊仏の破片が出土、大型多尊はこれまで皇族ゆかりの寺院(飛鳥時代の法隆寺等四列のみ)など格式の高い寺院でしか見つかっていなかった、奈良時代以降、皇族家と深く結びついた百済王氏の勢力をうかがわせています。
我々が想像していた以上の結果であり、枚方市は勿論のこと、我が国にとって重要な文化遺産であると認識しております。
当実行委員会では百済と古代の枚方を正しく理解し、この貴重な文化遺産を後世に承継すべく文化保護精神の高揚と、百済寺跡を日韓友好のシンボルとして、文化交流の推進を図るために、多くの市民、特に21世紀を担う青少年に対し、百済寺跡の価値や認識をより深めることを目的に、百済フェスティバルを開催しています。
本年も昨年に引き続き、第9回百済フェスティバルを開催するものです。
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