2011-05-09 17:47:07
失ったもの
テーマ:震災☆今日の私☆
子供と同じ保育所に通っていたお友達のお家に行って来た。
残念なことにお母さんは仕事中に津波にのまれ亡くなってしまった。
前から行こう行こうと思っていたが、気持ちの整理がつかず、遅くなってしまった。
何を持って行こうか悩み、香典などの金銭だと田舎は気を使うため、お花とお菓子にした。
お花は、菊やユリは入れず、黄色い花を中心に華やかな感じのを選んだ。リボンは白で。
お姑さんがいて、まだお寺からお骨を連れてきていないとの事。
遺体を見つけるまで、時間がかかり悔やんでいた。母親が突然いなくなったことにまだ心の整理がついていない孫は、今日も元気に保育所に行ったことや黄色い花が明るくやさしいお嫁さんのイメージに合っていること。結婚式のブーケのようだと、なんとなく思った。
そして、泣いた。大声で泣いてしまった。お姑さんも一緒に。
30歳は早すぎる、死にたくなかったはず、家族のためにも生きたかったと思う。
胸がギュっと締め付けられるように苦しかった。なぜ死んでしまったのか。いつも考えてしまうが答えは出ない。
親を亡くした子供は多いと思う。震災孤児と呼ばれる子供たちに何ができるのか。