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2011-05-10 19:49:04

必要なもの=欲しいもの、ではない

テーマ:震災後の生活

震災直後、私は誰のものか分からない服を着ていました。

ほとんどの人がそうだったように服を持っていなかったので、支援物資の中から、着られる物を探しました。

私はオレンジのパーカーとスキーウェアのズボン(明るい緑)を着ていました。その時期は3月なのに雪が降ったり、雨になったりしたので頭にかぶるものと、風邪などを引かないために、厚着をしていました。

かなりへんちくりんな格好だったと思いますが、当時は何も思わず、数キロ離れた隣町まで歩いて買出しに行っていました。

日が経つにつれて、お風呂に入ってないので顔や体がかゆい、頭が油でベタッとしてきているなど気になり始め、そこらへんのシャンプーを拾い、川の水で洗っていたりしました。外で裸になるわけにはいかないので、赤ちゃんのおしり拭きで体や顔を拭きました。

食べ物は、おかゆ、おにぎり、パン、パスタ、配給されるものであれば何でも食べました。食べなければ次、いつ食べられるか不安だったのもあります。


今はどうでしょうか?

服は避難所に余り、新品で無ければ持っていきません。被災以外の地域で配布したり、古着屋さんに買い取ってもらう事を検討しています。

食べ物も「今日の配給は○○だよ」「じゃあもらいに行こうかな」という人もいます。(もらいに行かなくてスーパーは開いているので)

ホントはシャンプーはあのメーカーじゃないとダメなんだよねぇ。なんて言って配給所に無ければ、インターネットの支援サイトに投稿します。


決して悪いと言っている訳でも、贅沢は敵だ!とシュプレヒコールを挙げる気もありません。

ただ、何だか違うかな?って思うのです。

自立できる人が次々前に踏み出して行かないと、本当に支援の届かない、ライフラインもいまだに復旧していない、孤立した所に支援が行かないと思うのです。

震災から2ヶ月たってもほとんど状況が変わらない場所があるとしたら恐ろしくないですか?支援してくださる方はそのような場所の人にに、「本当の支援」をしたいのではないでしょうか。

芸能人がたくさん来ています。会えるのは普通の車が通る普通の人だけ。私たちもそうでしたが、来たのを知るのは次の日の新聞でした。

じゃあどうしたら?とやきもきしてしまいますが、私も同じ思いです。


「生の声を聞く」

私が思いつく方法のひとつです。例えば今回の震災のため、立ち上げたFMラジオ局があります。ほとんどの局が本業とはいえない方がパーソナリティとして、ボランティアで運営しています。


岩手県

宮古さいがいFM 77.4MHz

IBC山田臨時ラジオ 76.7MHz

大船渡FM 78.5MHz

釜石FM  86.0MHz


宮城県

石巻FM 76.4MHz 

塩竃FM 78.1MHz

名取FM 80.1MHz

気仙沼FM  77.5MHz

岩沼FM 77.9MHz

登米市FM 76.7MHz

大崎FM 79.4MHz

亘理FM 79.2MHz
山元FM 80.7MHz


福島県

いわきFM 77.5MHz

相馬FM 76.6MHz
須賀川FM 80.7MHz


(もっとあるかもしれません)

これらの局は被災者のためだけに毎日放送しています。小さい情報も伝えています。届けようと必死です。

私はラジオに詳しくないのですが、なんとか地方のFM局を聞く方法がないでしょうか?ここでは水が足りない、米が足りない、物資がほとんど来ていない、など生の声を聞けます。

聞けなければメール、電話などで直接聞けるというところも多いです。

今はこれしか思いつきません。

皆さんもいろいろな思いがあると思います。聞かせていただけるとうれしいです。

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1 ■阪神大震災

私は、阪神大震災の経験あります。実家は一部損壊で翌年に建て替えました。友人宅も、長期の断水、全壊、交通機関も寸断されてました。全てが復旧して、仕事も再開している中で、神戸の小学校の教室に最後まで住み続けていた家族がいました。知り合いの友人でした。借家の建て替え問題..とかだったようですが、授業の為に教室移動した!とか、昼間、小学生が覗いた!とか、言ってました。住む所は、たくさんあっても、あと数ヶ月だから..と、最後まで小学校に住んでました。「住みやすくはない..」とは言ってました

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