現在位置:
  1. asahi.com
  2. ニュース
  3. ビジネス・経済
  4. 産業・経済
  5. 記事

夏の電力需要、供給力確保か 東電、広野発電所再開へ

2011年5月12日15時1分

印刷印刷用画面を開く

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 このエントリをdel.icio.usに登録 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをBuzzurlに登録

 東日本大震災の津波で被害を受けて停止した東京電力広野火力発電所(福島県広野町)の全5基(出力計380万キロワット)が、7月中旬にも運転再開できる見通しになった。これにより、東電は5500万キロワットと予想する今夏の最大需要を上回る供給力を確保できる可能性が高まってきた。

 広野火力は福島第一原子力発電所から半径20〜30キロ圏内にあり、4月22日まで屋内退避指示区域だったため、復旧が遅れていた。東電は安定的に運転できるかどうか確認した上で、供給力に計上するとみられる。

 東電はこれまで7月末時点の供給力を5200万キロワットと公表。このうち約100万キロワットについては、西日本からの電力融通でまかなう計画だったが、中部電力浜岡原発の停止で不透明になっていた。広野火力が立ち上がれば、夜間に余った電力で水をくみ上げて発電する揚水式発電による上積みも可能になる。

関連トピックス

PR情報
検索フォーム

おすすめリンク

阪神・淡路大震災では黎明期だったインターネットの普及が完全に進んだ時期に起こった東日本大震災で、ネットはどのように使われ、役立ったのか。

国難から再生するために克服すべき課題は? リスク分析を進めながら、復興への道筋を模索する。

今後の原子力発電、産業の盛衰、被災者の生活基盤は…以前と同じようにはいかなくなった「ポスト3・11」で生活のあり方はどう転換されるのか。


朝日新聞購読のご案内
新聞購読のご案内 事業・サービス紹介

クラウド・コンピューティング特集

新たなIT時代を読み解くキーワード「クラウド」を理解するには?