有田川町清水行政局の課長補佐の男性(55)が、4年前から勤務時間中にパチンコをしていたとして同町は11日、この男性職員を停職2カ月の懲戒処分にしたと発表した。同町は、今後降格処分も検討する。
同町によると、この職員は地籍調査課で地上波デジタル放送の調査担当をしていた。湯浅町の法務局などへ勤務で外出する機会が多く、07年ごろから公用車で約7回、有田川町内などのパチンコ店に通ったという。4月に匿名の通報があり発覚した。
同町の調べに対し、職員はパチンコ店での遊戯行為を認め、反省しているという。同町は「町民の信頼を損なったことを深くおわびし、信頼回復と再発防止に取り組んでいきたい」としている。【川畑展之】
毎日新聞 2011年5月12日 地方版