本家「孔雀の実家」インターナショナル

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実はこの作品、孔雀王をしばらく休みたくて当時の編集長を説得するネタとして、でっち上げた話がきっかけでした。当時 はPCそのものが一般家庭ではなじみが薄く、チャットと呼ばれた文字情報交換が遠距離電話並に高額だった頃で、月に 数百万もの電話代を請求をされた中学生が新聞で話題になりました。
 そしてゲームではゲーセンのテーブル筐体が盛んで、家庭用8ビット機に満足できなかった私はファミコンの改造や、 ゲーム基盤集めのため秋葉原のラジオ街に足繁く通う毎日でした。そこでこれらの要素をごった煮にして漫画にしたら、 世間を先取りする新しい作品が出来るんじゃないかと編集長にもちかけたところ、「孔雀を休んでいいからとっとと始め ろ。」とのお達しでした。
 所がフタを開けてみると聞こえて来るのは、「ワケがわからん。」「横文字は嫌いだ。」「PCなんか触ったこともな い。」等々、ヤンジャンではエラク評判が悪く、連載一年を待たず「即刻、孔雀王を再開しろ。」との編集長の厳命が下 ってしまいました。
 しかし私の狙いはさほど悪くなかったと見えて、連載終了半年後には内容が酷似したアニメとドラマが二本放映されま したが(いずれも某T谷プロで、私には何の告知ありませんでした)、いずれもワンクールすらもたず打ち切り。文句を 言う気にもなれませんでした。
   その後の電脳モノや秋葉原の特殊進化の流れを見ると、「やっぱりな」的な感もありますが、萌えとアニメと格ゲー一色 となったその姿はかなりのガッカリ感もあります。若い皆さんにはゼヒ電線とチップと金属の香りにもフェチズムを感じ て頂きたいものです。(荻野真・2010/8/20)
 

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「ALGO!」第1巻:RUN
第1巻
RUN
1990/10/25発行
「ALGO!」第2巻:ALGO
第2巻
ALGO
1990/11/25発行
「ALGO!」第3巻:WAR
第3巻
WAR
1990/12/18発行
 

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