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飲酒運転:高校生はね死なす、容疑の運転手逮捕 屋根に乗せ100メートル

 2日午後9時35分ごろ、広島市安佐南区大町西3の県道で、自転車に乗って道路脇を走行中の私立高校2年、三浦伊織さん(16)=同区相田7=が、対向の軽乗用車にはねられた。三浦さんは全身を強く打ち、間もなく死亡した。

 県警安佐南署は、軽乗用車を運転していたトラック運転手、沼田晋容疑者(44)=同市安佐北区真亀5=を自動車運転過失傷害容疑で現行犯逮捕。同致死容疑に切り替え、捜査している。

 捜査関係者によると、沼田容疑者は「酒を飲んだ」と供述しており、血中からアルコールが検出された。同署は、沼田容疑者が飲酒運転をしていたとみており、4日、容疑を危険運転致死に切り替えて送検する方針。

 同署などによると、現場は片側1車線の直線道路。軽乗用車はセンターラインを越え、反対車線の三浦さんをはねた。その後、三浦さんを車の屋根に乗せたまま約100メートル走行。前方から来た軽乗用車と衝突して停止した。【北浦静香】

毎日新聞 2011年5月4日 東京朝刊

 

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