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強盗傷害:警備会社に2人組、被害1億円にも…東京・立川

警備会社の事務所が入居するマンションを調べる捜査員ら=東京都立川市で2011年5月12日、中川聡子撮影
警備会社の事務所が入居するマンションを調べる捜査員ら=東京都立川市で2011年5月12日、中川聡子撮影

 12日午前3時ごろ、東京都立川市柴崎町3の4階建てマンション1階にある警備会社「日月警備保障」立川営業所に、刃物や鉄パイプを持った2人組の男が押し入った。男らは男性警備員(36)の胸や足を刺したり殴ったりして現金を奪って逃走した。被害額は1億円を超す可能性がある。警備員は腕の骨を折るなど全治2カ月の重傷。警視庁捜査1課と立川署は強盗傷害事件として捜査を始めた。

 捜査1課によると、警備員は当時、営業所で1人で仮眠していた。物音に気付いて目を覚ますと、目の前にいた男らに両手を粘着テープで縛られ、「金庫室の金を出せ」と脅された。男らは警備員から金庫の暗証番号を聞き出すと、現金が入った麻袋ごと奪ったという。男らは若く、身長約170センチで白のマスク姿だった。

 男らは事務所入り口脇にある腰高窓から侵入したとみられる。窓の鍵は故障しており、捜査1課は男らが事情を知っていた可能性があるとみている。奪われたのは、郵便局から預かった現金で、多摩地区の郵便局に配送する予定だった。

 現場は、多摩都市モノレール柴崎体育館駅の北約300メートルの住宅街。【山本太一、中川聡子】

毎日新聞 2011年5月12日 11時38分(最終更新 5月12日 13時11分)

 

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