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最終更新:2011年5月11日(水) 18時40分

両陛下、福島の避難所を訪問

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 東日本大震災、11日で発生から2か月です。各地で黙とうが捧げられました。天皇皇后両陛下は福島県を訪問され、被災者一人一人に声をかけられました。

 午後2時46分。大震災発生から2か月がたちました。死者・行方不明者合わせ、およそ2万5000人。被災地は犠牲者への祈りに包まれました。

 被災地訪問を続けられている天皇皇后両陛下。11日は福島県の避難所をお見舞いされました。多くの被災者が震災に加え原発事故と、“二重の苦しみ”を受けています。両陛下は床に膝をつき、一人一人に言葉をかけられました。

 「また元の暮らしに戻れるといいですねと優しい声をかけていただきました」
 「頑張らなくちゃという元気をいただきました」(南相馬市から避難している夫婦)

 相馬市の避難所の前では、女性が「警戒区域に取り残されたペットを救ってほしい」と訴えました。両陛下は黙って頷いたということです。

 週に1度のペースで、被災した5つの県の避難所をお見舞いされた両陛下。さらに11日は、津波で大きな被害を出した相馬市沿岸部の視察も行われました。雨の中、両陛下は傘を降ろし、黙礼。犠牲者の冥福を祈られました。(11日17:47)

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