12日未明に東京都内の自宅マンションで首をつって死亡しているのが発見された上原美優さんは鹿児島県種子島出身。高校入学まで種子島で過ごし、高校中退後に上京し、芸能界にデビューを果たした。10人兄弟の末っ子だったことから、大家族貧乏アイドルとしてバラエティー番組などで活躍していた。
最後に更新された10日の公式ブログでは「リアルに私、恋愛が出来ない。恋多き女だった私が、恋の仕方も、恋愛の仕方も、リアルにわかんなくなってる」「私の周りはどんどんみんなHAPPY loveになって美優も嬉しいけど、本当の心の美優、ヤバいヤバい」などと苦しい心境を告白した。
「イヤ、皆さん今日の上原さんおかしいです」「好きな人がいると、幸せすぎて本当にご飯が喉が通らなくて空飛びたい気分」などと自殺をほのめかす書き込みもあった。24歳の誕生日を迎えた今月2日には「もう隠しきれません、六キロ太りました」と体重の増加を打ち明けていた。
■バラエティなどで幅広く活躍
上原さんはテレビ番組などで自らの生い立ちを「子供が多かったので兄弟同士名前で呼ばず、番号で呼んでいた」「(宇宙航空研究開発機構種子島宇宙センター)のロケット打ち上げの際には振動で家が倒れそうになった」と披露するなど、「大家族貧乏アイドル」として一世を風靡。「踊る! さんま御殿!!」や「サンデージャポン」にゲスト出演するなど、バラエティ番組を中心に活躍していた。
平成21年には自叙伝「10人兄弟貧乏アイドル☆ 私、イケナイ少女だったんでしょうか?」を出版した。(産経新聞)