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2011年5月11日(水) 19:20 |
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社員全員がボランティアで被災地へ
東日本大震災から2か月、時が経つにつれ、被災地では震災への関心が薄れ、今後、復興へのボランティアが不足するのではという懸念があります。 そんな中、岡山市内には社をあげて被災地でボランティアを行おうという企業がありました。
岡山市にある、コンピュータのシステムを制作・販売する会社です。 社員は総勢16人、いま被災地復興のためにボランティア休暇制度を設け、有給で社員のボランティア活動を認める企業が増えてきていますが、そんな中、この会社は思い切った決断をしました。 社長以下、社員全員が2回に分け、被災地でボランティアを行なうのです。 この会社は、全国の自治体を相手に、国土調査用の地図のシステムを販売しています。 その取引先に、今回の震災で被災した岩手県宮古市や、釜石市が含まれていました。 荻野社長は先月末、取引のあった被災地を訪れた際に、社員全員でのボランティアを思い立ちました。 社長と社員7人による第1陣は、岩手へ向け11日夜出発、現地では地元のボランティア団体と合流し、9日間、体育館などに寝泊りしながら、泥かきや、高齢者の世話などを行ないます。 岡山から岩手まで1250キロの道のりは、社長自らが運転します。 社員総出のボランティア、会社では業務が許す限り8月末まで続ける方針です。
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