テレビ朝日との直接交渉
平成23年5月11日、テレビ朝日放送のドラマ「ハガネの女2」 第一回の内容について、テレビ朝日側と直接交渉を行いました。交渉の場に臨んだのは、在特会側は桜井、八木副会長、村田春樹氏の3名、テレビ朝日側は松本総務部長、山田編制局次長、板橋ドラマ制作部長の3名です。
交渉の細部については長くなりすぎるため省きますが、山田次長より「(ドラマに登場する市民団体らしきものについて) 特定の団体を意図したものではないが、もしそのようなこと(市民団体を在特会と想起させるようなこと) があれば申し訳なく思う。」 という訳のわからない謝罪がありました。もちろん、このようなふざけた謝罪を求めるためにテレビ朝日と直接交渉したわけではないので、この謝罪もどきは拒否してドラマの問題点を提起していきました。
まず、テレビ朝日の主張はあくまでドラマはフィクションであり、カルデロン事件をモチーフにしたものではないとの一点張りでした。しかし、過去の事例において不法入国・滞在で摘発された事件で子供が一人だけ残されるという異常なケースが生じたのは、子どもの養育者が死去したため帰国しても生活できないと判断された例外1件を除いて、カルデロン事件のみとなっています。事実関係を問い詰めていく中でドラマ制作部長は言葉に詰まり、結局カルデロン事件をモチーフにしたことを認めざるを得ない状況となり 「さまざまな不法滞在事件を念頭に脚本作りが行われた」 と発言の修正を行いました。
在特会が問題にしたのは「不法入国・滞在という犯罪行為を美化する内容になっていること」 「子どもたちの過剰なまでの暴力を演出し、日本の子どもは凶暴だと印象付けること」 「法の適正な執行者たる入国管理官を悪者に仕立てていること」 「(ドラマ内では架空の国とされていましたが) フィリピンを地獄のような国と表現したこと」 「子どもが教室を占拠するなどの犯罪行為を行った際に主役たる大人が叱り飛ばさないこと」 「不法入国・不法滞在者が他国ではテロリストと同意に扱われる重犯罪者であることを伝えないこと」 「在特会をモデルにした抗議活動集団(テレビ朝日側の説明では団体ではなくPTAなどの親たちの集まりだそうです) を悪役に仕立てていること」 などなど、書ききれないほどの問題点を次々指摘していきましたが、テレビ朝日側は満足に返答することはできませんでした。
また、フィリピンでロケを行いスラム街、ごみの山だけを映して地獄のような国だと表現しながら、「フィリピンを差別するつもりはない」 「あれは架空の国として設定した舞台」 などのトンデモ言い訳を繰り返すテレビ朝日側には呆れ返るばかりでした。フィクションだからという理由であれば、何も外国ロケなどやる必要はなく夢の島あたりのゴミ処分場でロケをやればいいだけのことです。この点については、これまでカルデロン一家を支援してきた反日極左連中の見解もぜひお聞きしたいところです。テレビ朝日の明確なフィリピン差別について、フィリピンを愛している (であろう) 反日極左はどう対応するつもりなのでしょうか。
最終的なテレビ朝日側の言い分は「最後に不法滞在者の子どもが(法を守って) 祖国に帰るストーリーなんだから文句はないだろ?」 というものでした。村田氏が指摘していましたが「子どもが見ているゴールデンタイムの放送2時間のうち、1時間50分で延々日本を罵り、子どもに暴力を振るわせる表現を行い、犯罪者を美化しておいて、最後の10分で法を守りましたと言ってそんなものが通用するわけないだろ」 ということです。
視聴率という客観的な数字を見ても第一話9%、第二話第三話6%とゴールデンタイムの番組として完全に視聴者にそっぽを向かれていることがはっきりしています。犯罪推奨ドラマなど好んで視聴する物好きがそうそういるとも思えませんが。とまれ、こうした数字も踏まえてドラマの打ち切りを強く求めて1時間以上にわたったテレビ朝日側との直接交渉は終了しました。今後、この番組のスポンサーなどに対して企業コンプライアンスを糺していくとともに、犯罪推奨番組のスポンサーとなった経緯について直接伺って事情聴取する予定です。
平成23年5月12日(木) 在特会会長 桜井誠
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