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【サッカー】

ロナルド 2戦連続ハットトリック

2011年5月12日 紙面から

 【バルセロナ(スペイン)工藤拓】スペイン1部リーグは10日、各地で36節(全38節)の4試合を行い、2位のレアル・マドリードはホームでヘタフェと対戦し、4−0で快勝した。引き分け以下でバルセロナのリーグ3連覇が決まるという状況だったが、FWロナルドの2試合連続となるハットトリックなどで大勝した。ロナルドは前節の4ゴールに続く量産で、得点王に大きく近づいた。

 ロナルドが前節に続くハットトリックで意地を見せた。リーグ優勝が絶望的な状況の中、2戦で7得点の荒稼ぎ。バルセロナのFWメッシに5点の差をつけ、得点王争いで独走態勢に入った。

 まずは前半24分、右からのクロスを頭で合わせて先制点。DF2人に囲まれながらも、打点の高いヘッドで決めた。後半13分にはカウンターから2点目。さらに3−0で迎えたロスタイムには、自ら得たPKを余裕のキックでゴール中央に沈めた。ロナルドは右手の親指をしゃぶるおどけたポーズでハットトリック達成を喜んだ。

 そして試合終了の笛。背番号7はスタンドに近づき、ファンにユニホームをプレゼントした。試合中に観客席へとけり込んだボールで負傷した男性に謝罪の意味を込め、お宝を手渡した。

 この日の3点で、今季のリーグ通算得点を36まで伸ばした。リーグ記録の38ゴールも射程圏内にとらえたが、メディアの取材に対しては無愛想だった。「重要なのは残りの試合に勝ち、良い形でシーズンを終えること。確かに得点王を争ってはいるが、それだけに執着しているわけじゃない」と答えるにとどまった。

 得点王の称号を手にしても、今季欧州制覇の夢を断たれた心の傷は癒えないだろう。人一倍負けず嫌いのロナルドは来季のリベンジを誓いつつ、得点を積み重ねていく。

 

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