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松山市調査委「工事代金に不正なし」 職員と業者会食も

2011年5月12日

 愛媛県松山市発注の公共工事をめぐり元市職員と業者により工事代金が上乗せされた疑惑について、市の調査委員会は11日、「不正な金銭の上乗せはなかった」とする結果をまとめた。一方で、「当時(01年12月ごろ)の市の関係者が、業者担当者と会食した」とする建設業者の調査が新たに明らかになった。同日、野志克仁市長や市議会の特別委員会に報告した。

 疑惑が指摘されていたのは、2003年〜06年に施工された「大可賀雨水排水ポンプ場機械設備工事」などの市発注と市公営企業局発注の6工事。業者への聞き取りや工事関係書類などを調べ、工事代金の上乗せはなかったと結論づけたという。

 一方、業者と会食をしたのは、市職員と市の関係者の2人。市公営企業局などは、市職員の倫理規定に触れていた可能性があるとして、事実関係を引き続き調査するとした。

 今後は今回の調査結果について、弁護士や公認会計士などからなる専門委員会の検証を受けるという。

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