東京中日スポーツ 55周年企画
55周年イヤーの記念事業や紙面企画をご紹介します
トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事
【プロ野球】沢村で負け、G最下位 5月以降では2164日ぶり2011年5月12日 紙面から ◆横浜4−3巨人
どうにもこうにもかみ合わない。東京ドーム初の減灯ナイター。観客が2季ぶりに4万人を割り込めば、巨人の戦いぶりも寂しい限りだ。7イニング4失点のルーキー沢村を援護できず、3連敗で借金3。阪神と並ぶ5位とはいえ、5月以降では2005年6月7日以来2164日ぶりの最下位に転落した。 勝利の女神とはよほど相性が悪いのか。プロ初勝利の先月21日の阪神戦から勝ち運が逃げ、2勝目が遠い沢村は「結果がすべてなんで。点を取ってもらった後に取られた。前回登板と同じ失敗をしてしまい、本当に悔しいです」と唇をかんだ。 自らのプロ初安打初打点となる同点打などで3点を奪って逆転した直後の6回だ。ポンポンと2人を仕留めたが、2ストライクから村田に安打を許し、ハーパーには逆転2ランを被弾。先月28日のバレンティン(ヤクルト)、5日の城島(阪神)に続き、警戒すべき長距離砲に3戦連続で痛恨の一発を浴びてしまった。 ただ、原監督が敗因に挙げたのはベテランだった。「あえて名前を出すけども、相手の術中にはまるガッツの打撃は(味方の)勢いを遮断してしまう」。追加点の好機で迎えた5回と同点機の7回に三振。開幕22戦で打率1割台、わずか1打点の小笠原を、巨人入りした07年以降初めて“糾弾”した。一方、小笠原本人は「何とかしたかったけど、うまくいかなかった」と力なくつぶやいた。 ガッツに引きずられるように、阿部と高橋由を欠く打線は9戦連続の1ケタ安打。打順を組み替えるにも「調子の悪い選手が多すぎる」と原監督の嘆きは止まらない。先発陣は崩壊し、自慢の攻撃陣も低調。頭痛のタネはあちこちに散らばっている。 (井上学) PR情報
おすすめサイトads by adingo
|