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　俳優の渡辺謙（５１）がハリウッドスターのジョニー・デップ（４７）らに呼びかけ、スターが東日本大震災の被災者への支援を訴えるビデオがこのほど完成した。渡辺が一緒に仕事をしたことのある米映画界の人々に手紙で協力を要請したところ、多数の俳優から快い返事を得たという。渡辺は募金を集めるために作ったサイト上で「震災から２カ月が過ぎましたが日本は今もあなたの助けが必要です」と記している。

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　昨年公開された「インセプション」など、ハリウッド映画に多数出演している渡辺が呼びかけ、そうそうたる面々が応じた。

　ビデオに出演しているのは渡辺のほか、映画監督のクリント・イーストウッド、俳優のレオナルド・ディカプリオ、キャメロン・ディアスら。

　日系人のウクレレ奏者ジェイク・シマブクロが奏でる「アメイジング・グレイス」をバックに、直筆のメッセージを持ったスターが次々に現れるビデオと、デップらが震災被害と原発事故について説明して支援を求めるビデオの２本をつくった。

　キャメロンは英語メッセージとともに日本語で「私の（※ハートマーク）はあなたの（※ハートマーク）と共に…」と書いたホワイトボードを掲げている。

　ロサンゼルスで出演者の調整や撮影をした関係者によると、渡辺が一緒に仕事をしたことがある人々に手紙で協力を要請したところ、予想を上回る多くの芸能人らから「協力したい」との申し出があったという。

　渡辺が募金を集めるためにつくったサイト「ユナイト・フォー・ジャパン（日本のために団結しよう）」で閲覧可能。同サイトでは直筆のメッセージなどを出品してチャリティーオークションを行うことも検討している。アドレスはwww.uniteforjapan.org

　メッセージのビデオは、渡辺らが被災者向けにつくった日本語のサイトを通じても見られる。アドレスはkizuna311.com