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TOKIO「DASH村」取り戻す!

 人気5人組・TOKIOが11日、東日本大震災で延期となっていた日本武道館公演を行い、日本テレビ系「ザ!鉄腕!DASH!!」で田舎暮らしを体験している「DASH村」のある福島県浪江町の町民700人を招待した。「音楽で元気になってもらいたい」とDASH村や被災地の現状に心を痛めていたメンバーの提案で招待が実現。武道館ロビーに福島産の花を飾るなど心を尽くしたメンバーは、福島の復興活動を自分たちの手で成し遂げたい思いも明かした。     

  ◇  ◇

 第2の故郷・DASH村がある浪江町と福島県の復興にTOKIOの5人が乗り出した。まずは、メンバーがお世話になっている三瓶宝次・浪江町会議員を通じ、避難所などから浪江町民700人を招待。10日の公演にも別地域からの福島県民300人を招待し、2日間で1000人の被災者がTOKIOのステージを楽しんだ。

 松岡昌宏(34)は「DASH村があることはもちろんだけど、間接的にいろんな人にお世話になっている。TOKIOにできることは何だろう、音楽を聴いてもらおう、と思った。元気になってもらいたい」と招待の理由を説明。

 浪江町は現在、福島第1原発事故の避難区域に指定されており、メンバーはおろか、町民もDASH村には入れない状況で、山口達也(39)は「いつ立ち入れるかはわからないけど、土壌改良が必要なら僕らがやってもいい。政府がやるよりは僕らがやる方がメッセージになる。僕らの村なので僕らが取り戻したい。行きたい」とDASH村と福島復興にかける熱い思いを吐露した。

 ステージでは、冒頭で長瀬智也(32)が「今日は実は被災地から会場に足を運んでくれてます。僕らとみんなでつくったこの熱い空気を持って帰っていただきたいと心の底から思ってます」と話すと温かい拍手。

 ヒット曲「宙船」では、混声合唱団50人がアカペラで合唱し、会場のロビーには福島県産のバラが飾られた。思いとヒット曲を詰め込んだ今回の武道館公演に、リーダーの城島茂(40)は「違う意味の熱気と一体感があった」と振り返っていた。

(2011年5月12日)

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