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粟生 海外でV2戦!帝拳3王者“世界進出”

 練習を再開した粟生=東京・神楽坂の帝拳ジム
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 練習を再開した粟生=東京・神楽坂の帝拳ジム

 ボクシングのWBC世界スーパーフェザー級王者・粟生隆寛(27)=帝拳=のV2戦が、海外で開催される可能性が高くなった。帝拳ジムの浜田剛史代表が10日、明かしたもので、今夏か今秋に行われる。帝拳ジムに所属する西岡利晃(34)、下田昭文(26)の両世界王者も海外戦を予定しており、同ジム所属の3王者が海外で防衛戦を行う可能性が出てきた。この日始動した粟生は、同門の“ライバル”王者に対抗心を燃やした。

  ◇  ◇

 互いに刺激し合い、汗を流してきた仲間だからこそ負けたくはない。「誰が一番いい試合をするかが、いいモチベーションになる。前回は3試合(世界戦)のうち(一つ)だったけど、今回はジム内の3人。国内でなく海外でもアピールできますから」。粟生はライバル心を隠さなかった。

 同門の西岡(WBC世界バンタム級王者)は今秋、下田(WBA世界Sバンタム級王者)は今夏にそれぞれ海外で防衛戦を行う見込み。粟生の海を越えてのV2戦が有力となった。浜田代表は「夏か秋を予定している。海外となる可能性もある」と言及し、同ジム所属の3王者が海外防衛を行うという異例の事態となりそうだ。

 V7戦に臨む先輩の西岡は、同じサウスポーの粟生にはお手本となる存在だ。一方の下田は同い年だが、ボクシング人生は対照的。アマチュアエリートとして入門した粟生に対し、下田はアマ経験がなくプロのたたき上げ。今年1月に世界王座を獲得したばかりで、次戦が初防衛戦となる。

 4月8日に初防衛を果たした粟生は練習を再開し、約40分間軽く汗を流した。「戦う条件さえ整っていれば、どこでも誰でもいい。上の階級の人が、こいつが上がってきたら嫌だなと思われるチャンピオンになりたい」。V2戦は米国かメキシコが有力視され、初の海外防衛で世界の「アオウ」をアピールする。

(2011年5月11日)

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