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秋篠宮ご夫妻が三沢、八戸を訪問
(05/11 11:08)
震災時の状況をお尋ねになり、漁業者らを励まされる秋篠宮ご夫妻=三沢漁港岸壁(代表撮影)
秋篠宮ご夫妻は10日、東日本大震災の津波被害を受けた三沢、八戸両市を訪れ、被災した住民や漁業者をお見舞いし「お体を大切に」と励ましの言葉をかけられた。
ご夫妻の被災地訪問は今回が初めて。同日午前、空路で三沢市に到着し、三沢漁港で被災状況を視察。種市一正市長から漁港施設や漁船などの被害で操業できない漁業者が多い−などと説明を受けた。
同市漁協小型船部会長の立花龍雄さん(69)は「宮さまは津波被害を避けるため沖に船を出した様子に関心を持たれたようだった。励ましていただき力づけられた」と話した。
その後ご夫妻は、八戸市市川町の橋向生活館を訪問。橋向地区の被災者30人と対面し、自宅の被害状況などを尋ねられた。高橋ハルさん(69)は、自宅の後片付けで腰を痛め入院した夫(76)について話した。紀子さまは高橋さんの手を握って「ご主人を大事にして、頑張ってください」と言葉をかけられたという。高橋さんは「元気づけられました」と笑顔を見せた。
ご夫妻は最後に、八戸漁港の館鼻岸壁を視察。津波で岸壁に打ち上げられた中型イカ釣り船の横で、小林眞市長から説明を受けた。
加工場が浸水する被害を受けた同市の丸竹八戸水産の島守信昭常務(66)は「妃殿下から『おいしい締めさばを作ってください』とお声をかけられ、頑張るぞと気合が入りました」と感激していた。
ご夫妻は同日中に三沢空港から空路、帰京された。
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