原発事故を受け、福島県の中核的な医療機関の福島県立医大は、広島大学、長崎大学と連携協定を結び、被ばく医療について協力を受けることになりました。
被ばく地にある広島大学と長崎大学は、被ばく医療において最先端の研究と実績があります。福島県立医大で行われた調印式で長崎大学の片峰茂学長は、「いままでの調査や研究を福島で生かしたい」と語りました。
県立医大は今後、放射線の健康被害の予防や診療、不安解消の対策などについて、助言や人材の派遣を受けることになっています。
一方、津波による被害が大きかった沿岸部では、2日も自衛隊や警察による、行方不明者の大規模な捜索が行われました。相馬市では、自衛隊の水陸両用車が港の中で捜索にあたりました。また、警察もがれきの下に行方不明者がいないかどうかを詳しく調べていました。自衛隊や警察の大規模な捜索は、3日も行われます。(02日17:42)