福島産野菜の出荷停止一部解除　政府、ホウレンソウなど

　政府は１１日、原子力災害対策特別措置法に基づき出荷停止を指示していたホウレンソウやキャベツなどの福島県産野菜について、一部地域の停止措置を解除した。

　解除されたのは、会津若松市など会津・南会津地方１７市町村のホウレンソウなどと、福島市など県北部と白河市など県南部の計１７市町村のキャベツなど、郡山市など県中部１２市町村のブロッコリーなど。

　検査の結果、検出された放射性物質の値が食品衛生法の暫定基準値を３週連続で下回った。福島県は今後も検査を続け、安全性を確認する。

　政府は３月下旬、ホウレンソウなどの野菜について福島県全域を対象に出荷停止を指示したが、基準値を下回った地域では段階的に解除が進んでいる。