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[地方]ニュース
前橋の弁護士宅に銃弾 「脅迫なら司法への挑戦」
2011.5.11 22:09
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男性によると、最近は自宅を事務所に弁護士活動をしていたが、従前より仕事量は減らしていたという。このため、男性は「この数カ月に嫌がらせや脅しなどの予兆は、まったくなかった」とする。
ただ、以前は事務所や自宅に暴力団周辺者らからの電話や直接押しかけられるなどの脅迫を何度か受けていた。男性によると、仕事量は減らしていたが、現在脅迫を受けそうなものは3件ほど抱えているという。
男性は「(発砲が)もしも業務に対する脅迫だったなら、司法に対する挑戦で断じて許せるものではない」と憤る。
一方、近隣住民によると4月に入り、ジャンパー姿の見慣れない男が日中、男性宅周辺を徘徊する姿が数回見られたという。
現場は大型商業施設「けやきウォーク前橋」近くの住宅街で、付近には県立前橋商業高校などの学校施設も多い。近くに住む女性(77)は「住宅街で発砲するなんて信じられない。早く犯人を捕まえて不安を解消してほしい」と訴えた。
◇
群馬弁護士会は同日夕、緊急の会見を開いた。同弁護士会によると、弁護士宅や事務所への発砲事件は全国でも例はほとんどなく県内では初めてだという。
小渕喜代治会長は「弁護士業務に起因するものであるならば、法秩序に対する重大な挑戦で、許し難い暴挙。決して屈することなく毅然(きぜん)とした対応をする」との声明を読み上げた。
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