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'11/5/11

外来植物繁殖 とげに注意を

 広島市中区の市中央公園の芝生広場で、鋭いとげのある外来植物メリケントキンソウが繁殖している。市は、看板を設置して注意を呼び掛けているが、繁殖力が強いため対応に苦慮している。

 市植物公園によると、メリケントキンソウは南米原産のキク科の1年草で全長5〜10センチ。日当たりの良い場所に地をはうように生える。5〜7月ごろにとげがある約2ミリの堅い実がなる。

 市は昨年5月、利用者からの指摘を受け、約1・7ヘクタールの芝生広場のほぼ全域で繁殖を確認。芝生に混じって生えているため、「裸足(はだし)では遊ばないで下さい」と注意を促す看板を10カ所に設置。今年も昨年とほぼ同じ範囲で繁殖していることを確認した。

 市は、管理を委託する市動植物園・公園協会と対応を検討中だが、遊び場に適した芝生まで枯れてしまうために除草剤を使えない状況。手作業で除草しても、根が残るため効果は少ないという。

【写真説明】市中央公園芝生広場に立つ注意を呼び掛ける看板



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