機密費 民主政権も12億円余
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機密費 民主政権も12億円余

5月10日 14時10分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

政府は、昨年度1年間に支出された官房機密費の総額について、自民党政権時代とほぼ同じ12億3000万円に上ることを明らかにしました。

政府は10日の閣議で、共産党の塩川鉄也衆議院議員が提出した、官房機密費の使いみちをただす質問主意書に対する答弁書を決定しました。それによりますと、昨年度支出された官房機密費は、去年4月に2億円、5月からことし2月までは毎月1億円、3月は3000万円で、年間の支出額は、総額で12億3000万円でした。支出された機密費の大半は使用され、使われなかった91万円余りは、国庫に返納されたということです。また、官房機密費の具体的な使いみちについて、答弁書は「答えを差し控えるが、枝野官房長官が責任を持って、効果的に執行している」としています。官房機密費を巡っては、自民党政権時代の平成16年度以降は、毎年度およそ12億円が支出されており、今回の答弁書では、民主党に政権が交代して以降も、その総額や、使いみちが明らかになっていない実態が浮き彫りになっています。