2011年 5月 11日
大雨に警戒
前線の影響で岡山・香川では12日にかけて、局地的に激しい雨が降る恐れがあり、気象台は警戒を呼びかけています。気象台によりますと活発な前線の影響で岡山県では12日にかけて断続的に1時間に30ミリの激しい雨が降る恐れがあります。12日午後6時までの24時間の雨量は多いところで、岡山で100ミリ、香川で70ミリと予想されています。12日は台風1号が熱帯低気圧に変わりさらに湿った空気が流れ込み大気が不安定になる見込みです。気象台は土砂災害や河川の増水、落雷や突風などに警戒を呼びかけています。

春の交通安全運動スタート
春の交通安全運動が始まりました。2月にスクールバス事故があった新見市では、地元の住民らが現場近くで事故防止を呼び掛けました。新見市下熊谷の県道では11日朝、警察や地元住民ら約30人がドライバーに啓発のチラシやガラス拭きなどが入った袋を手渡しました。約1キロ離れた同じ県道沿いでは今年2月、直進していたスクールバスが道路に出てきたクレーン車のアームと接触し、バスに乗っていた児童21人がケガをする事故がありました。ドライバーにはケガをした児童らが書いた安全運転をお願いするメッセージも配られ、事故を風化させないよう呼び掛けました。春の交通安全運動は11日から10日間で、岡山県警は子供と高齢者の交通事故防止を最重点目標に掲げています。

交通安全運動初日 2人死傷事故
11日から春の交通安全運動が始まりました。笠岡市の国道では乗用車が大型トラックと衝突する事故があり、乗用車を運転していた男性が死亡しました。午前4時前、笠岡市五番町の国道2号線で、乗用車が、対向車線にはみ出し、中型トラックと接触、その弾みで中型トラックの後ろを走っていた大型トラックと衝突しました。この事故で、乗用車を運転していた広島県福山市の会社員、佐藤大輔さん(18)が頭などを強く打ち、死亡しました。また乗用車の助手席に乗っていた21歳の女性も鼻の骨を折る重傷を負いました。現場は、見通しの良い片側一車線の直線道路で、警察が、事故の原因を詳しく調べています。

紫雲丸事故から56年高松市で慰霊祭
高松市沖の瀬戸内海で宇高連絡船・紫雲丸が沈没した事故から11日で56年です。高松市で慰霊祭が営まれました。瀬戸内海をのぞむ高松市の高台に設けられた慰霊碑には遺族など約20人が訪れ、花を手向けて犠牲者の冥福を祈っていました。56年前、高松港を出港した宇高連絡船・紫雲丸は濃い霧に包まれた高松市沖の瀬戸内海で、貨物船と衝突し沈没しました。亡くなった168人のうち約100人は修学旅行中の小中学生でした。事故から半世紀以上がたち遺族たちはこの悲劇を風化させることなく語り継いでいきたいと話していました。

倉敷で7棟全焼する火事
11日朝早く倉敷市で工務店や住宅など7棟を全焼する火事がありました。ケガをした人はいませんでした。11日午前3時過ぎ倉敷市児島味野の清水工務店から火が出ているのを近所の人が見つけ119番通報しました。消防車15台が出て消火にあたりましたが、工務店の事務所や住宅など7棟を全焼したほか、住宅2棟の一部を焼いて火は約4時間半後にようやく消し止められました。この火事でケガをした人はいませんでした。火事のあった現場は住宅や店舗などが密集した場所で警察と消防では午後から実況見分して火事の原因を詳しく調べることにしています。