茨城県は12日、北茨城市沖で11日に採取したコウナゴ(イカナゴの稚魚)から暫定規制値(1キロあたり2000ベクレル)を超える2300ベクレルの放射性ヨウ素が検出され、放射性セシウムは規制値(同500ベクレル)を下回る420ベクレルだったと発表した。
県漁政課などによると、4日採取のコウナゴから規制値を上回る526ベクレルの放射性セシウムが検出され、県内全漁協でコウナゴ漁の自粛が続いている。
一方、出荷規制が続く茨城県産ホウレンソウ、パセリ、カキナも11日に採取し再検査した。その結果、北茨城市のホウレンソウにセシウムが621ベクレル検出され、規制値を上回った。他の11地点のホウレンソウと、パセリ、カキナは全域で規制値内だった。【大久保陽一】
毎日新聞 2011年4月13日 東京朝刊