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 2011/5/10(火)
 浜岡原発停止 三田火発復活≠ノ期待感
【中部電力尾鷲三田火力発電所で唯一、稼動している三号機タービン=尾鷲市国市松泉町で】
【尾鷲】中部電力は九日、政府の要請を受け入れて浜岡原子力発電所の全面停止を決めたが、尾鷲市国市松泉町の尾鷲三田火力発電所の稼働率が高まるのか、同市では期待感を持って注目している。

 同発電所には、昭和三十九年に運転を開始した一号機と二号機(共に設備容量三七・五万キロワット)、六十二年運転開始の三号機(同五〇万キロワット)があったが、老朽化がひどかった二号機は昨年十二月末までに屋外設備を解体撤去し、一号機も二十年四月から長期計画停止中。同社によると動かすことを前提にした停止ではないため、再稼働するには一年以上の期間と相当な整備が必要という。

 唯一動かせるのは三号機だが、夏と冬のピーク対策電力として年間稼働率が10%程度にすぎない。長年にわたって同市の経済発展を支えてきたが、次々に火が消え、需給調整の予備電力化するに従って、同市の経済は低迷した。尾鷲港は、関税法上の「開港」だが、外航タンカーの入出港が激減し、発電所向けのタンカーは昨年わずか二隻という。

 同市の岩田昭人市長は、これまでも、「もっと稼働率を上げてほしい。開港維持につながるタンカーの入港を増やして」と中部電力に要望してきたという。

 今のところ、原発全面停止が即、尾鷲火力の大幅稼働率アップにつながる可能性は厳しいと見られるが、市行政や経済界には期待感が浮上している。




  
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