三越伊勢丹、大阪の陣参戦 「世界一の激戦区」売上高550億円目標 (1/2ページ)

2011.5.5 05:00

にぎわいを見せるJR大阪三越伊勢丹の食料品売り場=4日午前、大阪市北区

にぎわいを見せるJR大阪三越伊勢丹の食料品売り場=4日午前、大阪市北区【拡大】

 JR大阪三越伊勢丹(大阪市北区)が4日、JR大阪駅北側のノースゲートビルに開業し、百貨店業界史上、最大といわれる競争が幕を開けた。大阪・梅田地区は今回の三越伊勢丹の新規開業のほか、阪急百貨店梅田本店や大丸梅田店の建て替え、増床などで百貨店の売り場面積が従来のおよそ1.6倍に膨れ上がり、「世界一の激戦区」(ジェイアール西日本伊勢丹の松井達政社長)になる。

 この日、大阪三越伊勢丹には朝早くから多くの客が詰めかけて行列が長くなり、異例の45分繰り上げての開店となった。

 同店は三越と伊勢丹の経営統合後、初の新店舗とあって注目を集めていた。店舗面積は5万平方メートルで、初年度売上高の目標は550億円。だが、「成功を収めた」という水準に達するには、売り場面積で同店を下回る「ジェイアール京都伊勢丹」(京都市下京区)の売上高を抜くのがカギとされる。

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