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イスラエル:核暴露の元技師、市民権剥奪要求

 【エルサレム共同】イスラエルの核開発を1986年に暴露して国家反逆罪に問われ、18年間服役した元技師モルデハイ・バヌヌ氏は9日までに、「国内ではスパイ呼ばわりされ」市民としての扱いを受けていないとして自らの市民権を剥奪するよう国に求める異例の書簡をイシャイ内相に提出した。

 出国禁止などの行動制限を課されたバヌヌ氏が国外に出るための試みだが、認められる可能性は低いとみられる。国家反逆罪で有罪判決を受けた国民の市民権剥奪を定めた新法が3月に成立したことを受け、同法の適用を求めるとした。

 バヌヌ氏は「いまだに収監されているようだ」とした上で「私の望みは過去も今も市民権の剥奪だ」と訴えた。

毎日新聞 2011年5月11日 東京朝刊

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