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ぬくもり届け、復興メロンパン 神社の一角で製造 福島

2011年4月18日17時30分

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写真:焼き上がったメロンパンが次々に並べられた=18日午前8時51分、福島県相馬市、小林裕幸撮影拡大焼き上がったメロンパンが次々に並べられた=18日午前8時51分、福島県相馬市、小林裕幸撮影

 東日本大震災の被災者を焼きたてのパンで元気づけようと、パン会社アンデルセン(本社・広島市)グループの社員有志が18日朝、福島県相馬市で「復興のパン」を焼き始めた。5月10日ごろまでに3万個を焼き、県内の避難所や高齢者施設に配る。

 桜色のメロンパンで、その名も「サクラサンライズ」。「相馬野馬追」の出陣式がある相馬中村神社の一角にテントを張り、冷凍庫やオーブンを設置し、毎日1千個ほどを焼く。社員たちはトラックに寝泊まりし、自活できる態勢を整えているが、トイレやシャワーは神社が貸してくれる。

 18日朝、境内にパンの甘い香りが漂うと、神社の桜や馬を見にきた家族連れが集まり、「おいしそうねえ」。午後から高齢者施設などで配る。

 「アンデルセン芸北百年農場」(広島県北広島町)から参加した熊野昭彦さん(63)は被爆2世。「むしろ被災者の笑顔にこちらが勇気をもらえる」。同じ農場の奥野智士さん(26)は「ぼくらのパンで少しでも幸せを感じてもらいたい。この会社に入ってそれが一番やりたかったこと」と話した。(斎藤智子)

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