東日本大震災

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福島第1原発:1号機2階 1000ミリシーベルト

 経済産業省原子力安全・保安院は11日、東京電力福島第1原発1号機の原子炉建屋2階で、1時間当たり1000ミリシーベルトを超える高濃度の放射性物質を測定したと発表した。1号機は冷却装置の設置に向けた準備を進めている。この数値は短時間での作業すら難しくする高い線量で、保安院の西山英彦審議官は「冷却のための配管のつなぎこみ作業に影響するかもしれない」との見方を示した。

 高かったのは、炉心を緊急に冷却するための装置の弁付近。10日午後0時45分から5分間計測したところ、床から1.6メートルの高さ付近では、計測器が振り切れたという。

 1号機では9日にも同建屋1階で1時間当たり600~700ミリシーベルトが検出されている。【足立旬子】

毎日新聞 2011年5月11日 13時02分(最終更新 5月11日 13時20分)

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