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2011年5月10日(火) 19:30 |
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品質の良い県内産アスパラガスに注目
高齢化などを理由に、岡山県内の野菜農家が年々減少する中、アスパラガスを栽培する農家が増えています。 高齢者でも取り組みやすいと言われている上に、その品質の良さで県内産アスパラガスが今、注目されています。
岡山市中央卸売市場です。 JA全農おかやまが市場の関係者や仲買人に、岡山県産のアスパラガスをPRしようとイベントを開きました。 生産者の高齢化や後継者不足などで、県産の野菜の出荷量が伸び悩む中、アスパラガスの出荷量は増加傾向にあり、今年度の計画では、過去最高となる見込みです。 イベントでは、岡山県産のアスパラガスと他の県でつくられたアスパラガスの食べ比べも行われました。 瀬戸内市の20アールの畑で、アスパラガスを栽培している元山節芳さんです。 14年前に定年退職した後、水田を買い取り、米の転作作物としてアスパラガスを選びました。 アスパラガスは、比較的軽い野菜のため、高齢者や女性でも栽培しやすいのが人気の理由です。 また、高い単価も魅力のひとつです。 アスパラガスの単価は1キロあたりおよそ1200円。 ほかの野菜と比べても効率がよく、100グラム単位で取引きすることもできます。 現在、県内では、瀬戸内市のほか、津山・勝英地区などで、354の農家がアスパラガスを栽培しています。 岡山県は日照時間が多いため、栽培に向いているといわれています。 ゆくゆくは、アスパラガスを岡山県の特産野菜の代表選手に。 JA全農おかやまでは、勢いを継続できるよう、まず県内での消費拡大を目指していきたいと話しています。
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