福島市のかぶから国の暫定基準値を超える放射性物質が検出されたことが分かり、福島県は市内の生産者に出荷の自粛を要請しました。
厚生労働省によりますと、9日、福島市で採取されたかぶから放射性セシウムが国の暫定基準値となる1キログラム当たり500ベクレルを超える570ベクレル検出されました。福島市のカブは周辺の地域で基準を超える放射性物質が検出されたため、3月23日に出荷が制限されましたが、その後の検査で放射性物質の検出量が基準を下回ったため今月4日に制限が解除されていました。今回の検査結果を受けて福島県は市内の生産者に対して当分の間、出荷を自粛するよう要請しています。