現在位置:
  1. asahi.com
  2. ニュース
  3. ビジネス・経済
  4. 産業・経済
  5. 記事

アサヒビール福島工場、6月に再開 夏場の出荷量確保へ

2011年5月9日20時55分

印刷印刷用画面を開く

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 このエントリをdel.icio.usに登録 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをBuzzurlに登録

 アサヒビールは9日、東日本大震災で被災して操業停止中の福島工場(福島県本宮市)の一部の生産ラインについて、6月中に再開させる方針を発表した。すでに復旧した茨城工場(茨城県守谷市)など他工場はフル生産を続け、最盛期の夏場は昨年以上の出荷数量を確保できるとしている。

 福島工場は建物の修復を終え、今月から仕込みを始める。同工場は福島第一原発から約60キロの距離にあり、念のため、現在より高性能の放射能の検査装置を導入する。十分な生産量を確保できるとして、西宮工場(兵庫県西宮市)は予定通り、8月末に閉鎖する。

 夏の節電対策については、休日と夜間の生産増などで、前年比15%の削減を達成できるとしている。

 アサヒは全国9工場のうち福島、茨城の2工場が被災。4月28日に発表した2011年1〜3月期連結決算で、震災関連の特別損失を69億円計上していた。

PR情報
検索フォーム

おすすめリンク

30分間。地震が起きてからの行動が、人々の命運を分けた。小学校で、避難所で、役場で――。生き延びた人たちの証言を、記録として残したい。

東日本大震災の災害救援で自衛隊と米軍は「共同作戦」を展開。日米同盟にとって未知の領域で当初、行き違いもあった。

「3・11」被災直後の言論空間を観察した筆者は、識者や専門家がマスメディアを通さず発言する事態に着目する。


朝日新聞購読のご案内
新聞購読のご案内 事業・サービス紹介

クラウド・コンピューティング特集

新たなIT時代を読み解くキーワード「クラウド」を理解するには?