一生どうでしょうします

2011.5.10(火)

本日の日記

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(2011/03/23)
5月10日火曜日。藤村でございます。

先月、東京に出張しておりまして。

そんで夜の街を歩きますと、以前と比べてずいぶんと薄暗い。

派手なネオンサインや街角のスピーカーからガンガン流れていた音楽は、計画停電の影響と、そして自粛ムードの中で、なりを潜めておりました。

でも東京の人たちは口々に、

「薄暗くてもまったく問題はない。むしろ、このぐらいがいい」

と、言っておりました。

しかし、数日を過ごすうちに、渋谷交差点あたりでは徐々に音楽が鳴り、またうるさくなり始めておりました。

自粛がそろそろとけた、ということなんでしょうか。

「自粛」・・・

今回の場合、派手なネオンサインやガンガン鳴り響く街角のスピーカーは、そもそも「自粛」ではなく、「節電」という大きな理由があったはずです。

自粛をとくのはそれぞれの判断でしょうが、「節電」がとけるのは、「電力がすべて復旧したとき」、になります。

「電力がすべて復旧したとき」、とはつまり、「原子力発電所を含めた電力供給源が今までと同じく稼働するとき」ということになります。

そこを間違ってはいけないと思います。

社会の人々は今、「原子力発電所が今までと同じく稼働すること」を求めているのでしょうか。

もし、そうではなく、「もう原発には頼らない社会」を求めているのだとしたら、これからも「節電」は続けなくてはいけません。

「節電」を「自粛」という言葉にすりかえて、「さぁ!そろそろ自粛ムードを振り払って、街に明かりを取り戻しましょう!」という動きに、なんとなくなっているとしたら、それはすなわち、「今までと同じく原発を利用しましょう」と言っているに等しいということです。


私は最近、すっかり早寝早起きになりました。

テレビも夜中まで見なくなりました。

街角のネオンが消えていても、別に寂しいとは思いません。むしろ、いい感じだと私も思います。


もう地震はいらない。

もう津波はいらない。

もう原発はいらない。

この中でひとつだけ、自分たちの力でなくせるものがあるんです。

「自粛」という言葉は、私は今、大きらいです。



(18:44 藤村 )
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