商売保守
日心会会長とかぐやひめが電話で会話したのは、全部で3〜4回だった。その中に長い電話が2回。
2009年12月も末だった。
私が「反対意見の人々を大切にして、反対意見にも耳を傾け、反省しながら進むことが大切だ。」と、メールで訴えたことが、テーマ。
「電話をほしい。」と、言ってこられて、それから1時間以上もの通話料を私が払うはめになって、こりごりした。
「あなたに、そういう考えを吹き込む人たちから離れなさい」一方的に聞かされるだけの電話に・・・口をはさむ隙などありはしない。
次は、向こうからかかった。
年末は会議に行くから旅費を工面してほしいと言い、会費を値下げする代わりに消費税をとるといい、電話もこちらにかけさせた人が、自分から長い電話で、とうとうとしゃべる。
金回りでも、よくなったか?と、思わず勘ぐる。
これも、説得の電話。
テーマは「支部活動」
私が関西会員と話し合ってまとめた意見は下記。
・支部にも拠点が必要だ。
・定期的な研修会をやりたい。
内容*日本の伝統文化を学びなおす。(見学旅行を含む)
*政治談議に花を咲かせ
*飲み会で盛り上がる。
集まる拠点を決定し、年間計画を策定し、具体的に掲げれば、リアル社会のアナログ人間にも対応できる。
ネットを扱えない人々にも入会のチャンスを提供したい。
これに対する会長の返事は、非常にシンプルだった。
「広島は、とても熱心な会員が6名いて、毎週6000枚の”日本のよい話”を、印刷し、配っています。
支部活動は”広報活動、つまり、ちらし配りです。
愛知支部では、社内報に”ねずきちのひとりごと”を載せてもらったケースもありました。
難しいことを考えないで、ちらしを配って下さったらいいんですよ。
この前も、春日部神社の宮司さんに会いに行って神社にちらしを置かせてほしいとお願いしたら、快く引き受けてくださいました。
お正月だから境内にはテキヤさんがいましてね、たまたま持っていた「ランボーは日本人だった」を見せると
「これはいい、うちには若いもんが200人いるから、みんなに配らせよう。一枚いくらだ?」
「10円です」と言ったら
「何枚持ってるんだ?」
たまたま試作品をかばんに1000枚もってたんですよ。
「1000枚か、1万円だな」と、1万円もらいました。
これで、いいんですよ。
それから、話題が変わって
「左翼は金になるけど、保守は金にならないんですよ。」
「左翼はどうしてお金になるんですか?」
「左翼は、基地反対とかダム反対など、反対運動に食い込んで騒ぎを大きくして、住民側が勝って、賠償金や補償金をとったら、それにたかるから金になります。でも、保守は金にならないんです。」
というか、支部活動を盛り上げて、少しでも多くの人を目覚めさせ、祖国を見直し、子供たちに希望を与えようというテーマが、なぜ、最後「金になるか、ならないか」のテーマになるの?
「今、こんな電話があったわ。」ブログの友人に電話すると。
「やっぱり、奴は詐欺師だよ。保守は金になるんだ。スポンサーがついたんじゃないか?」
その晩、ふだんは見ないで捨てる面倒くさいMLを、開いたのは「天の采配」か。
会長からのMLで「春日部神社のテキヤにちらしを売った」と書かれていた。
読んでみて、目を見張る。
一枚20円、計2万円をテキヤの親方が、ぽんと払ってくれた
「今度、印刷して届けてくれ」
細い糸でわずかにつながっていた”ねずきち会長への信頼の糸”が、プツンと切れた瞬間だった。
話の齟齬は
*単価と総額
*ちらしが即売だったか、予約販売だったか
以上だけだ。
けれど、食い違うと言うのは、どちらかあるいは両方が嘘だと言うこと。
つまり「デマ話」だ、
このデマで彼が目的としていることは会員へのちらし販売の促進。
高い志などみじんも感じられない。
後日、「かぐやひめに元気がないから励まして来いと言われて夜行バスで来ました」と「サプライズ訪問」した彼と、大阪護国神社で出会ったとき、私は、傍らの特攻隊の碑に心奪われにじり寄った。
「昭和19年から、わずかの間だったんですねえ・・・特攻って、1000名あまりだったんだ・・・」思わず、こみ上げる涙でかすむ目を上げて、
私は気づいてしまった。
「特攻隊の碑になんか一瞥もくれない彼の様子に」
保守は金にならないんです。一枚20円で売ってください。ちらしを配ればいいんです。消費税も取ってください。交通費をカンパして・・・・
心は・・・どこにあるんですか?
強い志には活動資金も、あとからついてくる。
でも、金を目的に心を売るような仕業を天は助けない。
まして、特攻隊を・・・・これから先は、私は涙で書けません。
私にも息子がいます。
一人息子です。
わかるのです。
愛国の母の心と、一人息子が銃後の母や妹を守るために祖国のために命捧げることの意味が。
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