2011年 5月 10日
春の修学旅行第一陣が出発
春の修学旅行シーズンの到来です。岡山県内の中学生を乗せた専用の新幹線がJR岡山駅から九州方面に向けて出発しました。出発したのは岡山市内5つの中学校の3年生約1000人です。このうち妹尾中学校は、2泊3日の日程で福岡や長崎などを訪れる予定です。生徒たちはこれから始まる旅への期待に胸を膨らませていました。九州方面へ向かう専用新幹線は今月19日までに合わせて6本運行され県内27の中学校の約5800人が利用するということです。

サワラの採卵作業
瀬戸内の春の魚として親しまれているサワラの卵を採る採卵作業が9日夜小豆島沖の瀬戸内海で行われました。この採卵作業は漁獲量が減少したサワラ資源の回復を図るため、香川県などが1998年から実施しているものです。県の漁業指導船が小豆島沖に出て、漁船からサワラを受け取ると職員が船上で採卵し、オスの精子をかけて人工授精させていきました。採卵作業では、約60万個の受精卵が確保できたということです。受精卵は孵化させたあと体長約10センチほどの稚魚に育て、来月香川や岡山、兵庫のサワラの漁場で放流されることになっています。

消費者被害撲滅キャンペーン
今月は消費者月間です。架空請求や悪質商法による消費者被害の防止を図ろうとJR岡山駅で街頭キャンペーンが行われました。これは消費者月間に合わせて岡山県などが行ったもので職員ら約20人がチラシ1000部を配り、消費者被害への注意を呼びかけました。チラシには悪質商法の手口や相談窓口の電話番号が紹介されています。岡山県消費生活センターによりますと架空請求や悪質商法などをめぐるトラブルの相談件数は減少傾向にあるものの、電話による投資話など手口は巧妙化していて県では高齢者を中心に注意を呼びかけています。県では今後もキャンペーンなどを通して消費者被害の防止に取り組むことにしています。

DV被害者支援のチャリティーバザー
配偶者や恋人から受ける暴力ドメスティック・バイオレンスの被害者を支援するチャリティーバザーが岡山市役所で開かれました。これは、女性の地位向上を目指すボランティア団体国際ソロプチミスト岡山と岡山桃が毎年合同で開いているものです。会場には会員らが持ち寄ったタオルや食器などの日用品をはじめ衣服やバッグなど約1500点が市価の3割程度で販売されました。また会場には国の調査で女性の3人に1人が被害に遭ったことがあるというDV被害の実態を示すパネルや相談窓口などが紹介され、DV防止を呼び掛けています。このチャリティバザーの収益金はDV被害者支援の基金などに寄付されるということです。