2011年5月10日20時14分
福岡県大牟田市櫟野(いちの)の路上で4月に発見された手投げ弾のようなものについて、県警は9日に爆破実験をし、殺傷能力があることを確認した。捜査関係者への取材でわかった。形状などから旧ソ連製とみられる。
手投げ弾は4月15日午前5時前、新聞配達員が路上に落ちているのを見つけ、県警が回収した。安全装置のピンが挿された状態だったという。そばには、指定暴力団九州誠道会(本部・同県大牟田市)系組事務所があり、県警は、対立する指定暴力団道仁会(本部・同県久留米市)側が置いた可能性もあるとみて、爆発物取締罰則違反容疑で調べている。