ここから本文です
最終更新:2011年5月10日(火) 19時5分

「紙袋を下に」 “同席”の社長が証言

動画を他のプレイヤーで見る


 民主党・小沢一郎元代表の政治資金をめぐって中堅ゼネコンから小沢氏側に合わせて1億円の裏献金が渡ったとされる問題で、現金授受の場に同席したとされる下請け会社の社長が出廷し、現金受け渡しの一部始終を証言しました。

 小沢氏の秘書だった衆議院議員の石川知裕被告や大久保隆規被告らは、小沢氏の資金管理団体「陸山会」の政治資金収支報告書にウソの記載をした罪に問われています。

 検察側は中堅ゼネコン「水谷建設」から小沢氏側に、2回に分けて5000万円ずつ、合わせて1億円の裏献金が渡ったとみていて、10日の法廷では2回目の裏献金授受に同席したとされる下請け会社の社長が出廷しました。社長は、都内のホテルで水谷建設の元社長が大久保被告に対し、「紙袋をテーブルの下にすべらせるようにして、大久保さんの方に移動させた」と現金の受け渡しについて詳しく証言しました。また、社長は「大久保被告は受け取った後、『ありがとうございます』と言った」「元社長は帰る時に『税金みたいなもんや』と言っていた」などとも証言しました。

 大久保被告ら小沢氏側は一貫して裏献金の授受を否定しています。(10日16:06)

2011年5月10日(火)のニュース一覧

政治

経済

国際

列島トピックス