2011年5月10日10時54分
巨人と西武は4月に本拠のドーム球場が使えなかった。そのため主催試合が少なく、逆に影響は小さかった。巨人は3〜5日の本拠開幕3連戦は連日満員。ただ、今後の試合はまだ空席が残っており、球団幹部は「開幕延期問題の影響もあるのでは」と気をもむ。中日は「目に見える影響はない」という。
■競り合い続けば観客増も 球団経営に詳しい大坪正則・帝京大教授の話
震災前の経済状況の中でも、プロ野球は、試合前後に様々なイベントを組み込むなどの経営努力の結果、利益を出したり、赤字を小幅に抑えたりして、選手にお金を出せる環境にあった。今季も、要はこれから面白いゲームをみせられるかどうか。セ・パともに夏まで団子状態を続けられれば、最後には観客動員も昨季より増やせるのではないか。