シスター・アンジェラの試練


洗礼(1)


私の名前はアンジェラと言いいます。
1週間前に洗礼を受け、この教会にやって来ました。
この病んだ世の中の、困っている人々を救うため、私は全てを
神に捧げるつもりです。

神父   「シスター・・・・シスター・アンジェラ!」

アンジェラ「は、はい。」(神父様がお呼びだわ・・・・・・・。)

(ここの教会の神父様はとても聡明な方らしく、世間でもとても
評判の高い方と聞いていたの。
そんな神父様のもとでお使いできるなんて夢のようだわ。)

私はおつとめも途中で、急いで神父様の所へ行きました。

神父   「シスター、君には洗礼の儀を受けてもらいたいのだが・・・・・」

アンジェラ「え!?洗礼はもうおこないましたが・・・・・・・・」

神父   「ここでは、また別の洗礼の儀があるのだよ。」

アンジェラ「そ・・・そうなんですか?」
(ああ、わたしったら何て勉強不足なのかしら。
洗礼って入信するときだけじゃないのね。)

神父   「そうだ、これから行う洗礼の儀は君だけでなく
       この教会にとってもとても大切なことなのだ。」

アンジェラ「わ、分かりました。もう一度洗礼を受けます。」

神父   「うむ。・・・・・・・・・・ところで、シスター、君は処女かね?」

アンジェラ「は?」

神父   「質問に答えたまえ。これは大事なことなのだよ。」

アンジェラ「は・・・はい。」

神父   「うむ・・・。では、服を脱ぎたまえ。」

アンジェラ「!?」

私は知りませんでした。まさかこれが地獄のような日々への
第1歩とは・・・・


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