松井連続スタメン落ちの危機　左腕に打率・１７１と結果でていない

　今季初の２試合連続先発落ちの可能性が出てきた。ロイヤルズ戦で３試合ぶりの先発落ちとなった松井は「今日は何も言われていない。準備はしていない」と、５−２と快勝した試合に出番はなし。母の日ということでピンクのリストバンドを身につけ待機したが、打席で披露するチャンスはなかった。

　ここ４試合中２度の先発落ちについては「行けと言われれば行くし、休めと言われれば休む」と終始、厳しい表情。そんな松井に悪い知らせは続く。試合前、ゲレン監督は「ナイトゲームの翌日だったので休ませた。彼は左投手でも問題ない」と、この日の欠場理由を説明。しかし、９日のレンジャーズ戦では前回、４月２９日の対戦でも欠場し、対戦成績１３打数２安打と分の悪い左腕ウィルソンの先発が予想されており「（９日は）タフな左投手が相手。できる限り右打者中心に打線を組みたい」と松井の先発落ちを示唆した。

　今季も松井は左腕相手に３５打数６安打の打率１割７分１厘と結果を残せていないことは確か。これ以上、左腕相手に先発落ちが続くようだと名誉挽回のチャンスすらなくなってしまう。（カンザスシティー穐村賢）