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【プロ野球】

斎藤 交流戦絶望も 左脇腹痛重症だった

2011年5月10日 紙面から

病院での精密検査を終え、チームと一緒に仙台へ出発した斎藤=新千歳空港で(臼杵秀之撮影)

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 斎藤重症、長期離脱へ−。左脇腹の痛みを訴え、8日のソフトバンク戦(札幌ドーム)を1イニングで降板した日本ハムの斎藤佑樹投手(22)=早大=が9日、札幌市内の病院で磁気共鳴画像装置(MRI)検査を受け、左内腹斜筋の筋挫傷で全治2〜3週間と診断された。キャッチボール開始まで1週間。ブルペン復帰まで2週間以上を要する見込みで、1軍復帰は早くても6月上旬となりそう。交流戦も絶望となる可能性も出てきた。

 斎藤の脇腹は、想定外の重症だった。昨季、同じような故障を発症したケッペルは登板から17日後に2軍戦で登板した。背番号18も同様の復帰ロードを歩むとみられていたが、症状はより重かった。

 検査に同行した福島チーフトレーナーは「思ったより軽度ではない。ケッペルのケースよりは良くないという印象」と説明。1週間はノースローで回復を待ち、2週目からキャッチボールを開始。3週目からブルペン入りを模索していく方針を示した。

 まずは今月中に2軍戦での登板を目指すことが現実路線と言えそうだが、いずれにせよ、復帰までに時間がかかるのは避けられない。

 斎藤は同日付で出場選手登録を抹消。チームに同行して遠征先の仙台に向かったが、10日の練習の状態次第では1軍を離れ、千葉県鎌ケ谷市の2軍施設で調整する可能性もある。

 この日は新千歳空港で取材に応じ、「痛みは昨日と変わらない。早く戻りたい気持ちはありますが、焦ってもしょうがないので、今はしっかり休みたい」とポツリ。大フィーバーを巻き起こした新人合同自主トレから、初体験の春季キャンプ。公式戦デビュー2連勝までノンストップで突っ走ってきたが、いったん小休止し、復活を期すことになった。

  (臼杵秀之)

 

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