台湾の外交部(外務省)は9日、台湾が中国の一部であることを意味する「中国台湾省」を台湾の名称とすることを再確認する内部文書を世界保健機関(WHO)が作成したことに対し、厳重に抗議する声明を発表した。同日付の台湾紙が報じた内部文書の存在を認めたもので、台湾独立志向の最大野党・民進党は馬英九政権批判を強めている。
台湾・自由時報によると香港出身のマーガレット・チャン氏が事務局長を務めるWHO事務局は昨年9月(1)WHOの文書はすべて台湾の名称を「中国台湾省」とする(2)事務局は台湾当局が中国に属さない印象を与える行為を避ける――などとする内部文書を加盟国に送付していた。
台湾は2009年、中国との関係改善を進める馬英九政権の下でWHO年次総会へのオブザーバー参加を果たし、38年ぶりに総会に復帰した。WHO事務局は台湾の名称を五輪出場と同じ「中華台北」とした招請通知を出しており、馬政権は「主権は損なわれていない」と強調していた。
(台北=新居耕治)
WHO、台湾、中国
日経平均(円) | 9,818.76 | +24.38 | 10日 大引 |
---|---|---|---|
NYダウ(ドル) | 12,684.68 | +45.94 | 9日 16:30 |
英FTSE100 | 5,942.69 | -34.08 | 9日 16:35 |
ドル/円 | 80.46 - .48 | -0.18円高 | 10日 14:40 |
ユーロ/円 | 114.91 - .94 | -1.49円高 | 10日 14:40 |
長期金利(%) | 1.130 | -0.010 | 10日 14:53 |
NY原油(ドル) | 102.55 | +5.37 | 9日 終値 |
経済や企業の最新ニュースのほか、大リーグやサッカーなどのスポーツニュースも満載
詳細ページへ
日経ニュースメール(無料)など、電子版ではさまざまなメールサービスを用意しています。
(詳細はこちら)