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“国内で最大”スッポン捕獲

5月10日 11時55分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

甲羅の大きさが38.5センチに及び、これまで国内で報告された中で最大となるニホンスッポンが京都府城陽市で捕獲されました。このスッポンは近く、神戸市の須磨海浜水族園で展示される予定です。

ニホンスッポンは、北海道を除く国内の広い範囲に生息する在来種です。日本は虫両生類学会の会員で、京都府城陽市に住む中川宗孝さんが、今月7日、市内を流れる木津川を探索していたところ、巨大なニホンスッポンを見つけました。スッポンは、甲羅の大きさが38.5センチ、重さが7.3キロに及び、これまで報告されていた国内最大のものを大きさで1.5センチ、重さで300グラム上回るということです。中川さんによりますと、城陽市では、昭和30年ごろまでスッポンの漁が行われていましたが、農薬の普及に伴うようにして生息数は減り続けているということです。中川さんは「さらに大きなスッポンが子や孫の世代でも見つかるような自然環境が、今後も残されていってほしい」と話しています。このスッポンは近く、神戸市の須磨海浜水族園で展示される予定です。